親へ贈る言葉
子供をちゃんと育てられなかったと感じて、心苦しく感じている親がいる話を耳にしました。
もっとこうしていればよかった
ああしてあげればよかった
振り返れば、際限はないのかもしれません。
私は、親御さんたちに、後悔と自責の念を引きずって生きて欲しくないなと思いました。
牧師先生も、「子供が大人になるまで肉体を育てあげたことが大きい。精神的な事は、後でも補える。」という風におっしゃっていました。(ちょっと正確な表現ではなく、申し訳ないですが。)
私を育てるために、自分を犠牲にして、あらゆるものを費やしてくれた両親に、今、ありがとうと伝えたいです。
今、私の肉体が生きているのは、紛れもなく、両親の愛と犠牲のゆえです。
正直、親、特に母親に対しては、「普通のお母さんになって欲しい」と思っていました。
病弱ではない。愚痴を子供に延々と聞かせない。私の友達を否定しないで大事にしてくれる。正しく私を叱ってくれる。そんな母親だったらよかったのに、と思っていました。
完璧な親はいないということを、成長するまで、わかりませんでした。
自分自身が完璧な人ではないことを学習して、私は、弱くもなり、強くもなりました。
頼るものもなく、ただただがむしゃらに私を育ててくれた両親に、今は感謝しかありません。
私が親御さん達に対して思うのは、
生きていてくれさえすればいい
ということ。
会って話ができればそれでいい。
何ができてもできなくても、生きてくれていればいい。
ということ。
家事ができなくなってしまったと自分を責めないでください。
子供に迷惑をかけると、気に病まないでください。
こんなこともできなくなってしまったと、自分を否定しないでください。
命を産み育てたその功績は、神様の前で、永遠に輝きます。
愛は、永遠に残ります。
あなたに愛されたから、私がいます。
あなたを愛しているから、私はあなたが恋しいです。会いたいです。
きっと、親は、子供が生きてくれていれば幸せなように、
子供も、あなたが生きてくれていることだけで、十分です。
だから、今を幸せに、笑って生きてください。
つくば始音教会 ゆう