世界一可愛いデリバリーサービス
去年の3月から、週の半分以上が在宅勤務になった。もうすぐ一年が経つ。
以前は家で仕事するなんて考えられなかったけど、実際やってみると利点も多い。
自分の中で変わったことの一つは、不健康なお菓子を食べなくなったこと。
オフィスに通っていた時は、同僚からよくチョコレートをもらっていた。
また、ミーティングの度に、日本の3-4倍は砂糖が使われているのではと思われる超甘いクッキーやドーナツが出されていた。
いつの間にか私もその甘さに慣れてしまい、普通に食べられるようになっていた。
いくら甘さに慣れたとはいえ、カナダのお菓子は自分でわざわざ買おうと思うほどは美味しくない。
なので、在宅勤務が始まってからは、甘すぎるお菓子に遭遇する機会がなくなった。
でも時々、仕事中に甘いものが食べたくなる。
そういう時に限って、「ピーンポーン」とドアベルの音が鳴る。
ドアを開けると、キラキラした大きい瞳の可愛い女の子が、「お母さんが作ったの。食べて。」と言って、クッキーやケーキを渡してくれる。
その女の子は、私の日本語の生徒さん。
(私はその子に日本語をボランティアで教えている。)
お母さんがお菓子を作る度に届けてくれる。
そのお母さんは健康に対して意識が高く、有難いことに甘さ控えめのお菓子を作ってくださる。
頂いたお菓子を食べながら、「在宅勤務っていいな、幸せだな。」と毎回思う。
つくば始音教会 Miso